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流石 達人は違う

金曜日 Yちゃんと一緒に、日比谷の出光美術館と浅草橋のgallery kissaへ行って来ました。

出光は富岡鉄斎展。没後90年、、、い、以外とそんなに経ってないぢゃん!
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そう云えば、『対決!巨匠たちの日本美術 展』の際、横山大観とひき比べられたのが富岡鉄斎でした。
むむ!鉄斎やるじゃん! (その展示の際、その凛々しいお姿に惹かれて山口晃氏の描いた肖像画缶バッジ、一発ガチャで引き当てたんでしたっけ。ガチャ運の良いのが自慢の私 て、閑話休題)

文人画家であったと思っていたら、ご本人は儒者であると自負していたそうです。『無意味なものは描かない』と云うのが心情だそうで、、、私とは対局にあらせられます。大汗出る。

作風の特徴として賛が必ずといって良い程ついてます。そしてコレが凄い。
自画自賛って言葉がありますが、この人は「自分で賛つけるのが何故悪い!?」って位、面白い字でした。
絵も個性的で豪快、そして叙情性豊か。字面と合ってる。と云うより、この絵に合った賛を書ける方はそう居ないんではないかと思います。ヨレヨレしてる様な、でも真っ直ぐ書けてる。達筆だなぁと只管感心。。。していたら、
Yちゃんが凄い事を見つけました。

『女子美で先生しているよ』

なんですと!??

ウチにあった簡易図録にはそんな事、一ッ言も書いてありませんでしたよ! 今 その瞬間迄 知らンかった。。。教授達からもナニも聞いとらンし、、、在校中、ナニかあったのかも知れない。そしてソレは抹殺したい過去?

などと、妄想が縦横無尽。絵も縦横無尽、実に楽しげに筆が走りまくっています。こんな風に描けるのって良いなぁ、、、ご自分では『絵描きではない』されていますが、水墨画壇でも、今も最高峰の方だと思います。

そう云えば Yちゃんと云えば、洋画科を卒業して西洋絵画に精通しておりますが、水墨にも興味が?と思ってたら、昔 彼女の知人で水墨画をなさっていた方から「墨の色は総ての色彩を含んでいる」と云う様なお話をして頂いたそうで、ソレ以来、水墨画は大好きなのだそうです。

真理だ!

本当に良い水墨画は、その無彩色の中に対象物本来の色を想像させてくれます。速水御舟が描いた真っ黒い牡丹とか、ソコに一番素敵だと思う色彩を、観る人がそれぞれ感じてしまう。それが水墨画の本来の魅力でしょうか。
う〜〜〜ん、哲学的(??)な事を書いちゃったぞ 白髪が増えちゃうぢゃン

帰って確認したらウチのミニ図録と作品が被っておりませんでした。。。次に行ったら購入決定、だな。

お昼はいつも ここの地下街は滅茶苦茶混み混みなので、ちょこっとだけ歩いて、東京国際フォーラムにある(ホント とちょこっとだな (^∀^:))酒蔵レストラン 宝 という所へ入りました。彼女と一緒ですと、"ちゃんと"昼ご飯にありつけて、面倒くさがり屋の私としてはとても有り難い事です。
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奥の膳は鯖の桜干し定食。。。桜干しってなんだろか? 知らないけど良い感じです。
手前はデミグラスソース味噌含むと野菜のついたハンバーグ定食。
どちらも結構なボリューム。そして和食→とても安心

メイン料理だけでお腹がくちくなってしまったので、デザートは無し。
そのまま浅草橋へ行きました。
gallery の" kissa"は"猫"の意味だそうです。
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彫刻家 はしもとみお氏の展示 いぬねこ島へようこそ! です。
ギャラリーにぱっと入った様子。
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作家さんの愛犬、月クン。
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ねこ島。
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こっちはいぬ島の上。
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ふwww!!!!ってしてるッ v v
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作家さんは元々獣医さんを目指していたという事で、一体一体の本物を視て作られています。
『観た方がその子を知っていれば納得される筈』だと仰る様に、個々の子達をありのままの姿で残すのが本業と見極めているらしいです。
だから大きな子達も小さな子達も皆 名前があります。本当は飼い主さんの依頼で作ったものらしいです。それをレプリカ(と云うのかな? 一般展示用に複製)として売ってる様でした。
大きな子には特に値段はついてなかったけど、、、飼えない人は買いたいかも、自分を含めて。

会場が浅草橋だったという事で、お帰りは寄り道し放題。
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by inui-nuinuido | 2014-06-26 17:37 | 美術館・博物館 等 | Comments(2)

今日は日比谷線沿線をうろうろと

今日は(別に取らなくても良かったらしい)休みを取りまして、出光美術館の『日本絵画の魅惑』展 と、山種美術館の『クールな男とおしゃれな女』展に行って来ました。

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どちらも日比谷線沿線だったとは、、、メトロ好きを称する私も気付きませんでした。(まだまだだなふぅ。。。)
出光の方は前期展示を4月中に行って観て「良かった!」上に、なんと後期鑑賞”割引”券がおまけについて来て、こりゃぁ行かざるを得まい c=(`へ ´ )と発憤。

発憤した甲斐がありました。

例えば前期・後期共に出している田能村竹田の『目撃佳趣画冊』も展示画面を変えてありました。これ、彼の旅日記のようなモノですが、同伴した文人達との行言動が楽しそうで本当に文人墨客って人達、悠々自適で暮らせて良いなぁ、と羨ましくなります。絵も切磋琢磨したいかにも世に出すぞ!って感じじゃないのがまた良し。

そう云えば、出光美術館『東山図』っていう作品も所蔵している筈ですが、それは見せては貰えませんでした。。。近代洋画を水墨でやったみたいで格好良いンですってのに、残念!!!!

あと、前期には観られた酒井抱一の『風神雷神図屏風』後半は『八つ橋図屏風』に変わっていました。どちらも心の師匠尾形光琳へのオマージュ作品。記憶を総動員して光琳の八つ橋図、と比べてみたり。。。白髪が増えるぞ儂

そして相変わらず、出光と云えば、マスコット作家(?)仙涯和尚のおとぼけ問答画。 今回もめっちゃ面白可愛い作品でした。私としては『蘆画賛』の絵はがき欲しかったです。

そんなに気に入ったと云うに、図録を買うのを躊躇いまして(だぁって 部屋に置くスペースがないの マジでッ!!)次回の没後90年だという富岡鉄斎展の前売りだけ買って来た次第。

『古いやまと絵』とか言いながらも、作風が妙に「佐伯祐三 筆致が影響されたんじゃ?」みたいに近代風なものを感じたり、換骨奪胎する作家さん、多そう。 影響力のある作品群でした。

前回もそうでしたが、観終わるとお昼まっただ中です。帝劇地下のお食事所は今回も満杯で、リーマン&OLズと列んでまで食事したくない私は「そうだ恵比寿まで行ったれ」と、日比谷線へ。この経路初めてなのですが、いやぁ結構遠いですね。

恵比寿駅から見えたラーメン屋さん
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。。。豚野郎って 強烈過ぎますヨ
いかにもがっつり系で、この暑さで汗だくにはちょっと食後ベタ付きそうです。「ココはやっぱ蕎麦だぜ」とばかりに、通りの反対側の富士そばへ行っちゃいました(店内寒かったス!)

ここで注意! いつからいつ迄なのかは とんと知りませんが、怖い広尾方面への歩道橋、片側(?)通行止めでした。わざわざ反対側へ信号渡って、歩道橋登って行かねばなりません。行けば実感、ウルトラ面倒ぃです。(そして、下り途中でいきなりスマホし出すバカが!!!!!) 本当にこの陸橋には毎回悩まされます。とっとと建て替えして欲しいところです。

そんな"難路悪路"な山種美術館(前のトコのが好きだった!)ですが、今回の展示物はイケてます。
なんたって『クールな男とおしゃれな女』 自分で「おしゃれ」と云っちゃう人はどうかと思いますが、ここに出てる人々は時代の最先端。ファッションリーダーでした。

女性を描いた作家達が上村松園、伊東深水、鏑木清方と美人画の御大勢揃い。これなら美女ばっかりというのは当然で、今回は男性図に注目です。

安田靫彦の織田信長、斎藤道三に会いに行った際の顔と、♪人間50年〜の時の顔、瞼等が違うよ?年とって二重になっちゃったのか(皮がたるんだか!?)とか、あくまで私一人の突っ込みで楽しんでおりましたが、きゃぁ居たよ!私のアイドル vvv
守屋多々志の『慶長使節支倉常長』
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イケてる!お洒落ッ!! ジャパニーズハンサム v
まさしく伊達男です。あああああこんな常長を待っていた。生で観られて嬉しいです。

この作家さんは他にもう一点『初陣』という作品も出ています。こちらは、まだあどけなさの残る兄弟が甲冑姿で猛者達の真ん中に立つという構図です。まんまるな顔がとっても初々しくて「頑張れ!(死ぬなよ!)」と、声を掛けたくなる程、緊張感に溢れています。

そして、紹介したいもう一人のイケメン君。
前田輝方『夕立』
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この右端の青年が特にお薦めです。この作品、屏風図で右隻左隻があります。左隻にもなかなか愛らしい風情の男女がいるのですが、葉書は残念ながら右分しかありませんでした。図録もなくて、本当がっかりさ orz

いやいや、この前田輝方氏、推して知るべしで鏑木清方のお弟子さんです。どうりで絵が端正だよなぁ、、、と思ってたら解説には『妻は蕉園』と出ていて「え!あの上村松園と合わせて3園と呼ばれた一人か!」と吃驚。絵が取り持った縁でしょうねぇ。
「美男美女(と勝手に想像)カップルかぁ、、、」と妄想していたら、なんと彼は40歳前に亡くなっていた。。。美男薄命って本当だわ(註:あくまで個人の妄想です)



この展示は7月まで開催しております。
今月は余韻に浸るとして、、、二科の製作にドン詰まったらまた来たい。
かも。

その前に歩道橋どうにかしてくりょ!!!!




わわわッ訂正です!

織田信長図、
♪にんげん50年〜の『出陣の舞』は安田靫彦ですが、
『異装行列の信長』は前田青邨でした!!!

チラシの裏に説明がついてましたッ 改めてお詫び申し上げまする
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by inui-nuinuido | 2014-06-04 21:08 | 美術館・博物館 等 | Comments(2)