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ちょっと!もう9時になるんですけどどど

先に 太田記念美術館の歌川国貞展に行った事も、変な手ぬぐい第二弾作ってる事もぶっ飛ばして、サクッと菱田春草展について。

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特に美術に興味はないけど含蓄ならある母が、珍しく見入っておりました。NHK日曜美術館。
本展を観に行った後ですが、再放送を見られました。
いやぁ、説明後でも充分に参考になりました。観た時の感覚がありありと甦って来るくらい、インパクトのある作品ばかりでしたので。
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後期展示が始まって2日目だというに、黒猫目当ての人々で一杯でした。
前期の白猫サンも好きですが、どっちかいっこ!と云われたら、まぁ大概はコチラを選ぶでしょう。黒猫"軍団"可愛かったです!

文展に出品した子は八百屋さん家の猫で、菱田家の長男氏がいちいちコレを借りに行ってたというエピソードは可愛かったです。きっと近所でもアイドルだったにちがいないなこの猫は。。。
そんなアイドルを描けば当然『欲しい!』という方も現れて、「もう買手はついてるから」という訳で、他にも何枚か黒猫を描いた。との事でした。

好きなら幾らでも描けるけど、仕事で描かされるのは嫌いな私にとっては幾ら何でもゴーモンぢゃね?とか思いますが、そこが完璧主義の菱田春草、きちんと可愛く(しかも子猫ッ v)数枚描き上げていたのでした。
初めて知りましたよ。他の図録にもないですよッ 奇貨おくべし ってヤツですか? と、図録はお薦めです。ちょっとブ厚いですがorz

と、猫の事ばっかり書いてますが、勿論『落葉』も素晴らしかったです。
コレも何幅も同じ題材で描かれていますが、やはり一番凄いのは1909年版の重文になったヤツですか。空気遠近法を完全に確立しています。霧の立ちこめる林に紛れ込んだ様な静寂感とヒンヤリした空気感。これが名画でなくてなんでしょう!?これらを「洋画でもなきゃ日本画でもない」と評したヤツラは審美眼がねいヨ!と確かに思います。正直同時代の洋画家にはこんなの描ける人、いないのに。。。

この時代、最先端を行く人は夭折な人が多い様な気がしますが、それは洋画によく見られる話。と、思ってたら、、、あららこの方、37のお誕生日を前にして亡くなってました。
岡倉天心は彼を送るとき『不熟の天才』と称したそうですが、日本画家は長命な方が多い(気がしてた)ので、これは本当に意外な事実。
繊細な顔立ちに似合わず激しい克己心の持ち主(※負けず嫌いとも云える)は、
やはり命を削っても創作し続けるモンだと、改めて感じ入りました。

※審査委員達がボロクソに評したら「この技術についてこられないなら、次回はレベルを下げるしかない」などと嘯いたり、実際その場にいたら吃驚する様な発言一杯してるんでしょうね。奥様大変だったろうなぁ、、、とか、明治の女性って偉いと思います。

そんな素敵な展示を観た後なのに、こんなの載せて大笑いです。
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おためしでシルクスクリーン作ってみたら、染色してみたくなって、この有様です。ひでぇ
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by inui-nuinuido | 2014-10-20 21:12 | 美術館・博物館 等 | Comments(2)