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8月分をこれ1回で済まそうって訳では、、、

どうもサーバが繋がりにくくてブログの方も滞りがちです。

7月は太田記念美術館の『大江戸クルージング』、損保ジャパン美術館の『吉田博 展』の2展。8月は同じく太田記念の『月岡芳年 妖怪百物語』と東京ステーションギャラリー『不染鉄 展』に行ってます。
ぁ全て日本人作家ばかりですね。カテゴリーが"西洋美術"入ってますが、洋画ともしてあるので、まぁ良いや

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吉田博と不染鉄の図録。後ろのポスターは図録のオマケで頂きましたv

まず7月の吉田博。水彩画から油絵から日本画、版画と幅が広い!羨ましい限りですが、有名なのはやはり版画作品の帆船図一連でしょうか。

『光る海』ダイアナ妃が購入されたとの解説(ご本人のお写真付き)
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多分日展(そんな気がする)に帆船の1日を描いた連作版画が展示され、
この作家はそれで知ったのですが、実は山好きで有名だったらしいです。

『槍ヶ岳と東鎌尾根』ご自宅の応接室を飾っていたとの解説。
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油彩で描かれた滝。水の表現が重厚で足を取られたら間違いなく溺れそうです。
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こちらは版画の滝。同じ構図ですが、より冷たそうな雰囲気。
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水と一口に言っても、版画の方は刷りを何十回も重ねて手間が恐ろしい程掛かっています。作業工程考えても 例えば「洋画が一人で作る絵」だとしたら、版画は少なくとも絵師・彫り師・摺り師と三人(分の作業が)必要。いくら何十枚と作れるからと云って、決してお手軽なものではありません。自分が版画作業をするとしたら、、、気が遠くなります。
きっとセッカチだから我慢出来ません! ムリムリ



そしてこちらは8月の不染鉄。画材は墨と岩彩中心です。
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初期の頃はまるで絵本の挿絵にしたくなる(というか、自分が子供の頃読んだのが丁度こういう感じな水彩画の絵本) そして全体的にノスタルジー感100%な絵柄でした。

水墨調の『南海之図』水墨の特徴を使いこなしています。巧みです!
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『廃船』ちょっと怖い作品です。船は錆び寂び、陸地も人気が全くなく、手前のバラックには火が出ています。なんだか世紀末。。。他のものは郷愁感漂うのに対してこれはかなりの異色作。「作者何があった!?」と叫んでしまいそうでした。
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実は作者は東京のお寺の生まれだそうです。家を継がずに画家になり、伊豆大島や奈良に住み絵を描き続けたそうですが、その中に何かご両親に対する申し訳なさとか、常に静かに何かを念じている感じが作風に伺える様です。友人達(上村松篁は親友!)に宛てた絵手紙にもそういったものが描かれていました。文面は細か過ぎてナニ書いてあるのか読み切れませんが
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いつも通りですが、参考にアップした写真は図録から。今回は両方とも大当たりです。
特に不染は没後40年だそうですが、初めて知った作家。これは奇貨おくべし物でした。





奇貨でもなんでもないですが、、、、、、、
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本年度の二科展の前売りがございまして、当日券よりは幾ばくかはお安いのでありまして、、、
有名人も入選してたりしてなかったり(?????)
どなたかご興味がありましたら、こののブログ迄 ご連絡下さいませ。
送料込みで額面金額でお譲りしたいなどと思っております。
無論 頂いたメッセージは非公開とさせて頂きます。
















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by inui-nuinuido | 2017-08-25 21:29 | 美術館・博物館 等 | Comments(0)

ミュシャ、予想外にデカかった!

昨日、開催2日目のミュシャ展に行って来ました。
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草間彌生展もそうですが、予想通り混み混みでした。
開場時間ちょっきりに到着したら、こんな感じで入場待ちです。
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入り口付近に設置された垂れ幕(?) 実物大と書いてあります。
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しかし実際はトリミングされているので、もっと大きいです。
本物 展示室の天井ギリギリの大きさですよ!
お陰で中で混雑して作品が観られない等と云う事は、まったくなし!
どれだけ離れても適度に観られます。むしろ最接近するのは「筆使いどうなってんの?」とか、細かい作業が見たい人だけかもしれない。
近景、ほぼ実物大の大群衆が描かれています。圧巻!

部屋の中央から作品を観ると、遠景・近景の群衆、観覧の人々、自分、となって まるで一つのセットの中に紛れ込んでいる様な雰囲気です。


撮影OKな展示室がありました。こんなです(って、撮影してるトコ変でしょが )
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OKと云われても、作品が大き過ぎるのと人が多いので、満足なモノが撮れるとも思えないのですが、、、
結局図録は買うので、私は適当に好きなトコだけ撮ってます。
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この少年のモデルはミュシャの息子さんだそうです。

開放された農奴犬。ボルゾイか?
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開場1時間半後の入り口。これでは中の盛況振りはうかがえません。
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あの大集団はどこ行ったのかと云うと、、、
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お土産買う為に並んでいました!なんか、、、皆 凄く買ってました。

図録は作品が詳細に解説されていてお得感 大。気になるのは絵が見開きにぶつかっちゃう事でしょうか(それは仕方ないですが) これが嫌なら小さいけどポストカードにすると云う手もアリ。
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会場外。やはり桜はまだまだでした。
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代わりに草間ワールド大爆発。
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今回(も)お昼を適当に済ませて次の会場へ。
太田記念美術館、雪月花 後編です。
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広重の肉筆掛け軸3点他、展示替え作品多数。替えた点数を考えると、頑張れば地下階も使って全部一度に展示出来そうな気がしなくもなかったのですがその辺は"会場側の都合"という事で、仕方ありません。


ここで足掛け10年(?)やっと年間パスポート手に入れました。
次回から観放題だぁい!!!となります。
う〜〜〜ん、やったぜ v









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by inui-nuinuido | 2017-03-10 15:28 | 美術館・博物館 等 | Comments(2)

みたぞ暁斎!

開催される度に行ってしまう展示のうちの一つ、河鍋暁斎展。
今回もいそいそと行ってしまいました。

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東急百貨店のショーケース、海外ブランド品と並んでお土産品の展示。

国芳好きなので、関連話として子供時代の暁斎の"奇行"もちょこちょこ取り上げられたのを見聞きしていますが、流石に生首図は観ていません。火事のスケッチは観ましたよ!凄かった これは川から拾って来た女性の生首をこっそり物置でスケッチし続けたという話。かなり有名ですが、
本物って現在あるのかしら? 蕨の眼科の先生のトコにはあります?門外不出で??
などと思っていたら、今回幽霊の図がありました。

五代目 尾上菊五郎の依頼とありますが、これの元絵、妻の阿登勢さんが臨終される際のスケッチだとか。。。それじゃぁ芥川の『地獄変』だよ。自分に置き換えたらソレ、出来るか?という話。
流石"画狂"でございます。ひたすら平伏す次第です。
あ、まさかに彼女の九相図を!?ひwww

そんなリアル絵師ですが、擬人化動物も可愛い。
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この顔、師匠の国芳似だと思うのは私の贔屓目でしょうかね?
国芳よりも擬画が進んでおります。

『地獄太夫と一休』
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地獄太夫はこれで3パターン目。座っているのは初めて目にしました。
v~( ´∀ `) ポスカ買って来りゃ良かったな

『祈る女と鴉』
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地獄太夫と同じ遊女です。鴉は
暁斎得意のモチーフ

英国の画商・イスラエル ゴールドマン氏が約35年掛けて集めた暁斎作品の展示、と云う事ですが、こんな凄いモノをたった35年でこの質量!流石大物ディーラーさん。一度転売してしまったのを後悔し、買い戻したと云うのもコレクターらしい話です。この人の講演あったら聞いてみたいところ。

Bunkamura内は文化な雰囲気で豊かな気分になりますが、一歩外へ出るとこの有様。
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マリオカート御一行サマ。赤の横断歩道前で止まれず突っ込んでしまいました。。。問題でないのそりゃ?と思ったら、ニンテンドーから苦情が出ているそう←ただし苦情の趣旨は違うけど
どぎゃんかせんとイカンですよ都知事ぃ

次の太田記念美術館へ行く為に、地下鉄乗り継ぎ原宿へ。
原宿到着で直行!!と行きたいトコロですが、いつも美術館内で腹の虫が鳴きよるので、正直今は食べたくない、、、なくても腹ごしらえです。某クス裏(そう書くかヨ)の台湾喫茶で軽く?昼食。
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あ、左のグラスは四季春茶です。台湾の銘茶。泡立ってますが、ビールではありません。

一時 某を素通りして。
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中はいつも通り落ち着いた展示です。ここの会場が一番リラックス出来ます。
展示内容は『江戸の絶景』雪月花に分けて広重・北斎等の一流所が全国の景勝地を描いています。今回は前期展示、と云う事で後期はまた来月に。
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面白いのはそのまた次の展示予告。他にも本格的なチラシがもうありましたが、これは『〜雪月花』の裏に摺られたもの。動物の組み合わせと台詞に吹いちゃいます。こういうちょこっとおちゃめな感じがとても好きです。センスあるッ

それから某に寄り道してアキバのエキュートマーチへ。
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この展示が今週一杯だったので、地理的には半周ですが、行ってしまいました。
宇野亜喜良さん原画のニャンコとクロワッサンの絵皿、、、可愛かったけど、飾るとこない!
と、すっぱり諦めました。







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by inui-nuinuido | 2017-02-27 17:17 | 美術館・博物館 等 | Comments(2)

先週の話ですが

上野の都美館・とーはくへ行って来ました。
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"みやげ"の写真。
猫はやっと昨日彩色したハチ割れ君。これでほぼ全部出来上がりです。

上野公園入り口の様子。朝っぱらからこの混雑振り。
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小さな人達も川の流れの如くどんどこと進みます。
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彼等は当然ですが左に折れました。
それにしてもこの字、デザイナーか書道家の手によるものか。イカしてます。
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私の進行方向は→です。
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特にゴッホは好きな作家なので今回どっかんと大量展示は嬉しい限りです。デトロイト展の方では自画像と風景それぞれ1枚しかなかったので、ちょっと寂しかった。。。ゴーギャンも同様で、あれだけかよぅ!と叫びたいくらいでした。
今回は満足いく量と質 v やっぱ小出しは良くないな。うぬ

図録購入を決めさせたうちの1枚。
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、、、でもでも空の色!本当はもっと緑青っぽい色、の筈ですが!?
印刷では微妙な色彩が飛んでしまっていて残念です。

『ゴッホは日本を憧れの地として云々』との説明を読んだ後、なんだか配色が浮世絵してる様に見えて仕方ありませんでした。おまけにゴーギャンの赤茶色まで岩絵の具の代赭に見える、、、流石にソレは違うと思いますが、そうみえると取っ付き難かった画風も途端に親近感が湧いて来る。面白いものです。
どうでも良い事ですが、チラシにも載っている『タヒチの3人』、松山ケンイチに似てると思ってるのは私だけ?

絵に描かれていた椅子2脚。
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出る場所を間違えて公園のど真ん前へ。
先々週に設置していたテント会場はこんな催しだったのか!
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公園の周囲も藝祭のおみこしを展示していました。

花札から始まって
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何故か玉手箱から逃げ出した?亀
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カニは慌てている様です。タイトルは『覆水盆に帰らず』?
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↓ポージングが似ている。そういうテーマなの?
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あ、猿繋がりだ。
これは 桃の下僕其の壱。其の弐と其の参もちゃんと同乗しています。
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角度によって全く見えない様に作っているのでしょうか?凄い計算力です。

うろうろと回り道した挙げ句、やっと とーはく到着。
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平成の秘仏展。1室のみの展示ですが、濃い内容で観覧者の密度も高かったです。十一面観音サマ、やはり直接観ると奥行きが在る分、ポスターより大きく感じられます。本来お寺では出来ない背面の観覧が出来るのも展示会の良さでしょうか。









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by inui-nuinuido | 2016-10-28 14:19 | 美術館・博物館 等 | Comments(0)

初日だったので

張り切って行ってみました。上野の森のデトロイト美術館展。
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プレスの撮影が入ってます。。。ってさ、そういうのって前日に撮ってあるんじゃぁないのかな?とも思ったのですが (初日から大盛況です!という宣伝の為だったのかしらン?)
開催チラシには『写真撮影OK!』と書かれていたので、カメラ持って来た方も多く見受けられたのですが、会場入ってすぐ『本日は撮影禁止です』という看板があちこちに。。。プレスの方々に配慮?と思ったら、なんと撮影許可日は月・火曜だそうです。皆サマお気をつけを

作品数は52点と、少々小振りな展示、逆に"好きな作品を穴の開く程観てやれ!"という意気込みになります。モネ、ゴーギャン、ルドン、ドガ等それぞれ1点ずつしか来ていないので、3度観しました。
「む?ココシュカの作品ってこんなだったけ?」※この人は2点ありましたが、画風がちょっと違う感じとか、他に比べる作品が少ないのがちょっと難点かも。

20世紀絵画は結構揃っておりましたが、、、抽象って正直判らない orz
かなり昔 美術の先生が『抽象画は数学が得意な人が描ける絵だ』と云ったモンだから、数字にめっぽう弱い私はソコで既に投げました。どうしても「観て気持良いかどうか」という基準でしか判断出来ないので、パッと見 色が綺麗だとか、そんなレベルで好悪を決めてしまっています。マチスは色が可愛くて好きの部に入りますね。
あ、でも真っ赤は勘弁して頂きたい。ちっこい複製画、部屋に飾ると重いんだコレが、、、
今回赤で好きなのといったらルドン『心に浮かぶ蝶』 背景のムラが特に好きって何処押しだよ?

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観覧後の会場外。お客さん、別に並んでおりませんでした。

出て来たところで10時半過ぎ。勿論このまま帰ったりしません。
藝大美術館へ直行です。

公園内、土日祝日イベントに向けて会場作りの最中。
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とーはく前。持ち合わせがあったら行きたかった仏サマ展。
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藝大美術館は『驚きの明治工藝』展
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自在置き物、七宝、木彫等、明治時代の名品の展示。実は今日これが観たかったメインなのでした。
こちらは写真撮影全日OKの様です。多分そうじゃぁないかと思ってたけど、やはりな。ふっふ v
ちゃんと図録も在りますが、図録に載っていない"自分の拘りの部分・角度"を記録しておきたい思うので、変な角度で写ってるモノもあります。 この龍とかね。

自在烏。翼がきっと羽ばたくのでしょう。
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自在鯱。愛嬌たっぷり個性的な顔立ちです。
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本物そっくりな蝉。羽は水牛の角、足は銀製。今なら禁制でしょうか?
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実物大の雀。瓦ごと作ってるのがまた凄いです。
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南米の干し生首大の髑髏。
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1/3サイズの蒔絵箱。欲しいですッ
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このまま掛け軸の絵の様な蛙。
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バックも色っぽい狸。実は底面もきちんと作られています、流石だ!!!
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木の部分に空洞があると云う事で、口から煙を吐ける山姥。蚊遣り豚さんみたいだ
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胸部のぼさぼさはけば毛羽立ちを表してる?鷺です。
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ハサミの部分も作り込み。"子供が真剣に持ち上げようとする"景色が思い浮かびます。
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お尻のデフォルメが可愛いアヒル。デフォルメの様でリアル?
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竹の部分も木で出来ています。ここまでやるか!?
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ブローチにしたい蝸牛。竹は竹製ですが、蝸牛は陶です。
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イチイチ取り上げてたら切りがない程、凄いモノ山程ありました。立体は360度で楽しめるとこが良いです。
逆を言えば、全方向で気が抜けない、、、制作側は。





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と云いながら気が抜けまくってる 抜いてません抜いてません!!! 猫 途中。









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by inui-nuinuido | 2016-10-10 13:17 | 美術館・博物館 等 | Comments(0)

図録、今はダリの方だけ買いました。

先日29日にダリ展とKIITSU展に行って来ました。む〜〜〜其一と書く方が簡単じゃん。以下そうさせて頂きましょう。

例によって国立新美術館。裏側からの入館です。
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あ!入場口を撮るのを忘れてしまいました。

入り口抜けたらそこそこの混雑振りです。なぜか3〜5歳位の外国の子供達の集団がおりまして、ナニ云ってるんだかちっとも判らないけど可愛かった。あれ位の子供が集まれば姦しくなりそうですが、皆 お行儀が良くって引率の先生も楽しそう(先生の日頃の躾の賜物?)

で、折角ちみっこ達も見学に来ていますが『子供は見ちゃ駄目ゾーン』がありました。ミニ映画の視聴室だったのですが、どうもエロというより暴力的な印象を受けたので私もパス。部屋の表にある映画についての資料だけにしときました。

ダリと云ったら"柔らかい時計"と"卵"モチーフ。今回もそれは入っていましたが、それ程は占めていませんでした。それよりも原子力時代の方が力入ってた気がします。戦火を逃れてアメリカへ行き、そのアメリカが原子爆弾を投下した事が『未曾有の恐れと慄きを与えた』色々と註釈しています。作品も暗い色調に爆撃機の影を入れたりしていますが、やはり抽象的空想 つまり とりとめもない只の妄想 としか云えない様な絵。という感想。恐怖感を煽る悪夢的絵画ならブリューゲルの地獄図の方が余程説得力がある気がしてしまいます。
んむ?これって恐怖を煽る絵って事ではないのかな?あーそうかも知らん。。。

なんだか文句云いですが、ダリの作品は好き。描きたいテーマは被って来ませんが、参考になる画風です。その一例が

テトゥアンの大会戦
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横尾忠則っぽい、、、じゃなくて、横尾の方が影響されていると云った方が正しいですか? 色々なモチーフが組み込まれていて (よく見ると至る所に数字が入ってますが !? ) 構図がいかにもパラレルです。中央の人物、最初コラージュかと思いましたよ。

ガラの晩餐より  統計的蛆虫の艶出しスプートニク
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って、、、全然タイトルの意味が判らんです。合ってるのかなぁこの図録?

これは写真家フィリップ・ハルスマン 死の快楽の中で(ダリと髑髏)
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おっとこりゃ 国芳ではないですか!!
彼らが日本の浮世絵を見たかどうかは書かれていませんでしたが、判る人には判るだろ。ダリは他の作家の作品を描き換える(面白い!)才能があったと云うので、何か面白い変容を遂げた元浮世絵とかあったら是非とも見たい所です。古来の日本の芸術家達はその辺 凄〜〜く寛容なので、彼等もきっと面白がってくれるに違いありません。

ここだけ写真OKです v
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やはりマリリンなのでしょうか?IKKOさんにも見えますが、、、
帰りに見たら長蛇の列! 午前中回りにしておいて良かった。

やっと表玄関。
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サントリー美術館の其一展。こちらも中々の混雑振り。
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琳派の真打!と詠っていますが、あぁまた展示替えが入ってる
しかも5回ッ!? と云う事で、今回観ただけでは全貌は判らん!という悲しい趣向になってました orz なんかなぁ、、、凹みます。この日は期間2に入っていまして、『夏秋渓流図屏風』も『蔬菜群虫図』も観られませんでした。むむぅ
あ、でも俵屋宗達の朝顔が観られました。これは迄の展示なので、ラッキーです。

『藤花図』と『向日葵図』は流石に良かったですが、三十六歌仙はもう要らんよぅなどと思ったり。。。何故か今回何度数えても35人しか見つからないのは嫌々観てる所為!? 向日葵、始めて観ましたが、、、凄い存在感です。西洋画とも現代の日本画とも違う描き方で、細密に描かれています。先程ダリが圧倒的パワーで迫って来るのと逆に、こちらが静かな空間へ吸い込まれそうな雰囲気です。
ちなみに看板作品の『朝顔図屏風』は全期通しての展示。流石にこれは動かせない。圧倒的な重量感で、これが部屋を仕切っていたら、、、と思うとちょっと窒息しそうです。そんなちっこい部屋に建てないってば

こちらの図録もダリに負けないボリューム。そりゃ5回展示替えする位ですから相当な情報量で、厚みはどっちもどっちです。こんな重いもの一度に2冊はなぁぁ、、、と、軟弱な態度で今回はダリのみにしてしまいました。
ま、其一の場合、琳派展関係であちこちに作品載っています。全てを網羅しているとは全く思っておりませんが、当面これで我慢。

其一展も、観覧時間 かなり使っています。観終わったらお腹が空いた気がしなくもないというより、スタバ行きたさ?ので今月で終了の
ゴールデンメイプルフラペチーノを注文しました。
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甘過ぎなかった。旨いぢゃないか!!


ダリ展の図録"裏"
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この人自身が作品だよなぁ、、、としみじみ思いますね。この顔ッ!!

気になってます。今度行きたい。
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このチラシ、見開きでA3サイズですが、これに"ほぼ実物大"と書いてよいのでしょうか?なんか、地下鉄のポスター(B全?)にも書いてありました。
ん?あっちは上半身写真だったかしら?

兎に角気にりまくりです。




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by inui-nuinuido | 2016-09-30 16:59 | 美術館・博物館 等 | Comments(1)

図録を!

買わなかったのを大後悔して、昨日サントリー美術館まで行って来ました。
ダブル広重展の太田記念美術館も、前期展示が最終日に当たっていました。
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で、伊勢志摩サミットなる物々しい警戒態勢の煽りなのか? いきなり地下鉄が運休 Σ(Д °" ) 鉄道側は『信号機点検の為』と云っており、実質30分程の送れでしたが、ちょっと吃驚です ( JRでは京浜東北線の影響で軒並み運休になってたし!)

出鼻からこんなンで先行き不安でしたが、挫けていられません。なにしろ太田記念美術館、前期展示が最終日だよ。行かなアカンのよ。と、慣れないぎゅう詰め状態の地下鉄で一度 乃木坂迄。予定時間をかなり過ぎていたので新国立美術館の中を通過。ルノアール展の"お土産コーナー"を横切れず、ちょっとだけ寄り道(子供の頃から直行が苦手な性分) あまり、というか全然食指が動かなかったのは幸いです。実はこの後買い物三昧

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そう云えば三宅一生展もやっていましたっけ。。。来月迄、か。

サントリー美術館の広重展、なんと既に後期展示に移行していました!
知らなかったよww たった一日の休館日に半分以上の展示替えした訳ですね! 凄いや。
そのサントリーは、結構空いておりました。まぁまだ10時半なのですが。。。

欲しくて買わなかった図録を購入。これで死んでも化けて出ません。
帰りにミッドタウン内に活けられた紫陽花を撮ってみました。
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紫が濃いのはカメラに出難い。Photoshopで調整です。もっと紫だったかも
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太田記念美術館前
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このポスターの絵は後期展示に入ります。。。観たいじゃないか!

こちらの広重は東海道伍拾三次之内 と冨士三十六景。東海道は主に神奈川県と静岡県、冨士は都内各地で「まぁ 千駄木ですって」と 同伴のご主人に嬉しそうに話しかけてる奥様とか、熟年カップルと単身の若者が中心。最終日とあって いつにも増して観覧者数多かったのですが、、、静かだ!
お陰ですっかりのめり込んでしまいました。自宅作業用ルーペも持参して(これ良いわ v ) 画面に目一杯近づいての観覧。広重といい、彫り師 摺り師といい、
作業 細けぇ!

こちらは『今回の図録はありません』と、予めお断りされてしまいましたが、、、欲しいな図録。せめて好きな図のポスカでも良いと思いましたが、それもなかった。。。ちょっと残念です。武蔵小金井の桜、欲しかったよう!!

サントリーと被った作品も幾つかありました。その中の好きな一つ。
東海道伍拾三次之内 蒲原 夜の雪
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物音ひとつない、山中の降雪図。かえって屋内の灯を想像させてくれます。

甲乙付け難い昼の雪。
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昼なのに地元民は誰も居ない上、空はどんより、、、ぐぁ 寒ッ!

同じ雪でもこちらは柔らかい 川の雪 名所江戸百景 深川木場
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こちらはサントリー美術館の図録から。
そういえば今回、サントリーの展示、殆どが縦構図でした。名所図会シリーズと百景シリーズが縦摺りもので揃えられてるのですね。それで今回の図録、
こんな縦長本なのか 横構図の掲載が狭苦しく見えるのが難

サントリー美術館の展示で 川口のわたし 善光寺
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手前が赤羽岩淵、荒川を渡った先が川口宿です。今は荒川大橋が架かっているとの説明、、、「あれか!」と、地元民としては載せざるを得ません (例えば横浜の様に全国区的に有名な地区は兎も角、超マイナー地区民は、こんな滅多にない事態に浮き足だってまして ) これでも日光街道です。この道なりにずっと行くとウチのそばを通ります。マツケンも通ってくださいました。
次の御成り祭 来年だっけ?

あと、"両館で被っていて良かった"ものの一つが 阿波鳴門之風景
淡い緑青の海。本当にこんな色に見えるのでしょう、奥村土牛もこの色で描いていました。
浅葱色とも云える薄い緑を含んだ青、大好きな色で今回の制作に使おうと企んでるのですが、プリントではどうも上手く再現出来ません。安プリンターの限界か、自分の調整力が低い所為か。。。
「多分 二科本展の印刷業者さんはそんなヘタレた腕ではないので、この色使っても大丈夫。だろうな」などと、余計な事を考えながら観覧 (二度とも。かなり気にしてるのよ、配色を)

配色気にしついでに「忘れない様に、似た色のものを」と、かまわぬショップで手ぬぐい購入。紺地の空と混ぜる事を忘れない様にと、藍地のものも購入 (最初の写真に写ってるのがソレです) て、とんだ言い訳 近似色の持ってる癖に

前回行けなかった"後半"リベンジとして、〆は新宿世界堂。うぬ ここへ行くのは絶対不回避で、制作に使うかもしれない色の絵の具と、細作にあると便利かな?な段ボールナイフを購入 (手ぬぐいの上に乗ってる凄い色のがソレです)
目玉商品とうたっている大売り出しのヴァンゴッホ色鉛筆セット、、、好きな色が入ってない!という事に気付いて購入断念(隣に置いてあったトンボ色鉛筆セットの方が色揃えが好きだった)油性色鉛筆は持っていなかったので、ここで思い切ってぇ! となる所でしたのに、ガッデムです。
そこでナンでトンボ鉛筆買わないの?という事になりますが、それはまぁ、、、鉛筆のデザインが、、、などと有耶無耶



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前回スルーした中に含まれる某へ寄り道。藍のウィグを新調しました。
。。。なんか元に近づけようとする度に女子度が高まって行く。もっと小僧っぽくしたいのですが。

それにしても謎なんですが、某の年会費、1,000円に消費税付いて1,80円←おや、間違い。1,080円ですね。正しくは
会費に消費税って付くものでしたっけ?物品ではないのに??
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by inui-nuinuido | 2016-05-27 15:56 | 美術館・博物館 等 | Comments(0)

出光とサントリーと、、、

太田記念美術館は行き損ねました。サントリー美術館が観終わったのが16時丁度だったので。
まずは出光美術館の美の祝典 Ⅱから回りました。今回は水墨画メインです。

どっかんと浦上玉堂v
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展示の最後の方でしたが、一番印象に残ってます。
玉堂と云えば文人画の大家ですが、元は謹直な武士だったそうで、絵を描き始めたのが40代から、しかも独学という状態。初めはやはり素人絵に過ぎなかったらしいですが、質朴な性格が幸いして"心のあり様を描く"という文人画の理想が見事に結実した数少ない人らしいです。上手下手ではないんですよね。技巧に走ってる訳でもなく、本当に見事です。

他にもご存知 雪舟や谷文晁、長谷川等伯など、有名所満載ですが、狩野元信の屏風、始めて観ました。
デフォルメの感じが面白いです。視界いっぱいの風景を、今迄の屏風図とは違った角度で描いていて、どちらかと云えば近代風。そう云えば、後で観る広重展でも『本当は見えない角度の名所を描き込んでしまう』という荒技を見せてました。
あ、第一 行った事も見た事もない場所の風景を描くのだから、その程度のデフォ 屁でもない?

そしてメインは伴大納言野次馬的大はしゃぎ絵巻の中巻です。

左大臣 源信の邸宅で悲嘆にくれる→大喜びの女房達
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画面は全て右から左へ移行しますが、こういうトコも巻物絵の最大の長所。女房の泣き顔が左へ移るへ従い笑い顔に自然に変わって行く様はまさしくアニメーション見ている様です。またこの女房達がリアルで凄い。現代人からは美醜の程は良く判りませんが、狂乱のあまり服が乱れていたり、大口開けたりと、はしたない事限りない様子。普通は高貴な女性をこんな風に描いたりしませんが、これって後白河法王の感性の現れで、より具体的な表情を描こうとした結果だと云う事です。昔の為政者は芸術に厚かったという話の一端だと思います。実に羨ましい環境です。

子供の喧嘩
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足蹴にしてる親も親だけど、後ろの子供が憎たらしい得意顔。絶対いじめっ子だろお前(怒)
一連の出来事を刻々と表現する、そういう時間経過の方法を『異時同図法』というそうです。手法は色々あるのだそうですが、一番優れているのがここ"七条通りの子供の喧嘩" 後の時代迄参考にされ、度々真似されてるそうです。人々の表情も実に豊かですし、この作家、天才!

この後に続く暴露話がどんどん広がって行く様がまた見物なのですが、ここでアップしても小さ過ぎてロクに見えやしません。まぁ。市井も高貴な人々も口さがない様子は同じって事が描かれています。この辺、なんか妖怪っぽくて可笑しい。

そして話はいよいよ後編。暴露の張本人が捕まってしまい、なんかとばっちりなシーンから始まるのですね。伴じゃない方は江戸絵画編に入ります。英一蝶だ!酒井抱一だ!!楽しみだ!!!


お堀はすっかり深緑です。見た通り、暑かったwww
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出光美術館を出たのが12時25分。前回より早かった筈なのですが、むぅ!目指したお店はサラリーマンで満席状態。かえって遅く来た方が良かったのかもしれません(前回は確か40分過ぎてた) しかし観覧中に腹の虫が泣き始めてしまい我慢の臨界点到達。メルトダウンはヤバいので退出した次第ですが、、、失敗したッ!

なんとなく米が足りない気分でサントリー美術館へ。新国立を通って行くとルノワール展に引っ掛かりそうなので、違う出口から向かいましたが、、、
ゆる〜〜〜い坂道とかんかん照りはちとキツいかも。

ミッドタウン前のメルセデス販売所前
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TVCMで存在は見ましたが、実物、凄い角度ぢゃぁないかぃ 誰か挑戦しないかなぁ、、、と、暫く見ておりましたが、やはりそんな無謀な試乗者はおりませんでした。10日くらい張ってたら休日辺りにプロのデモがあるとか、無茶な想像

サントリー美術館 広重ビビッド展
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入り口から華やかです。そして展示量の多い事多い事! 前半だけで166点、後半は168点あるのです(ん? なんで丁度167点ずつにならんのかな?)ああ、後半の事考えただけでクラクラしてしまいそうです。観てる時は凄く楽しいのですが、終わったら一言「あ"あ"あ"座りたい、、、」いかにも年寄り発言ですが、入場したのが13時半前で退場時間を見たら、、、まさに16時になるトコ!

こんなに時間食った展示もあまりありません。とーはくの阿修羅展の時は阿修羅様の周りを4周しましたが、、、こんなに使ったかしら? ダ・ヴィンチの時は?と、考えこむ位 ない。

これで前半だよ。
通しの展示も91程ありますが、それをぶっ飛ばせと云うのは、無理 きっぱり!
なので、次回こちらを先にしたら、あ、また行き倒れそうな予感がしなくもありません。大丈夫!ミッドタウンのカレー屋さんも美味しいからv ってソコか!?

そんな事で、太田記念美術館へ回れませんでした。広重繋がりで、どちらかの半券持参で相互に100円割引になるのですが、いくら地下鉄で2駅でも閉館時間迄もう幾らも残っていません。

予定では出光→サントリー→太田記念→(もしやの"窓")→新宿世界堂だったのですが、う〜〜〜むぅ 後ろ半分は実行出来なかったか。

帰りの地下鉄では永田町駅到着を待たずに意識不明。目が覚めたら降りる2つ前でした。


我ながらいつも絶妙


太田記念の広重展は前期展示が5/26 迄だって?今週中ではないですかぃ!
で、サントリーの方は後期展示はいつからなんだか、、、調べてないやぃ

兎に角 あの図録は欲しいので、次の木曜辺りに行ってきまする。
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by inui-nuinuido | 2016-05-23 13:09 | 美術館・博物館 等 | Comments(0)

ばん!10年振りですv

出光美術館が開館50周年記念です。
『美の祝典』に行って来ました。一回目は"やまと絵の四季"
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四季と云いながら、いきなり伴大納言絵巻の話に持って行きそうな写真。

伴大納言絵巻、実に10年振りの公開です。。。図版持ってるよ?と思ったら、あら10年前に行った際に購入したものでした。勿論発行は出光美術館(この時は開館40周年記念。頑張ってます!)
3回に分けての展示なので、今回は上巻・検非違使の出動から。
いきなり慌ただしくて何か事件が起きてると期待させる、他の絵巻物とはかなり違うオープニング。現代のドラマに通じる感じで、モダン?なのでしょうか。わくわくさせます←野次馬的興味

野次馬は私だけではなく、画中の人々も一斉に画面左へ向います。草履を手に持って走る坊さんやら馬で疾駆するお公家、烏帽子が落ちない様に押さえつつ全力で走る人々。
左に向かうのが絵巻物の特徴で、横文字文化の国では果し得なかった表現。
中国の巻物でも、こういう形式の絵がメインの物は知りませんので、多分 日本独自の表現なのだと思います。時間の経過も同時に表せる合理的な絵画です。凄い!

進むと騒ぎの中心は大内裏の火事。風下で混乱する人・風上で高見の見物を決め込む人を挟んで応天門と楼閣が火炎と黒煙に呑み込まれています。本で描いたら見開きじゃぁ済まない位、火事に画面を割いています。火事の凄さを画家、思う存分描きまくってます。本物見て描いたのかしら?と云う位リアル。この焔[日本絵画における三大火焔表現のひとつ]と呼ばれる傑作なのですね。

そう云えば狂斎も火事のデッサンに夢中になって父親に叱られたとか。芥川の小説にもありましたが、滅多に見られない危険な物程、夢中になってしまう。まぁ画家ってのはそういうモノなのですよ。

別にヤバい人では全然ないのです。何でも描きたいという心だけ(大汗)

大内裏の奥、風上で高見の見物をしてる官人たち
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風下の庶民と好対照です。逃げてる人々も顔つきが千差万別でしたが、こちらもぽーっと口開けてたり、笑ってたりと個性豊か。それにしてもこんな呑気な表情で良いのか!?

この後、物語の主要人物が続々登場しますが『これが実は誰なのか確かには判らない』という人多数。この人 藤原良相? 良房?いやもしや源信? という色んな解釈が出来る怪しい人物が出て来て、権謀術数を巡らすドラマを考えるネタもとい 妄想のヒントにはなりますが、もう考えるのが面倒くさ〜 と云う時は、いっそ無視ですおいおい

すっかり伴に夢中ですが、展示のタイトル"四季"もちゃんと堪能して来ました。なんたって今年、ロクに花見もしておりません。前回ここに来た際は丁度 乾門の開門日だったのですが、出光からはまったく桜の光景は見られませんでした。寒々しかったよなぁ、、、

今回来たらもう桜は終わっていました。がっかりです。前回の写真変わンねぃ!
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仕方がないので展示の屏風桜を堪能 
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お隣は紅葉
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会場内の少し低くなった屏風展示場(かな?いつも屏風が入ってますンで) に
2つ並んで豪華絢爛。うっとりとココだけで10分近く見惚れてられます。
ゆっくり観られる様に長椅子が設えてあるのも親切。最近こういう "観ながら休める椅子" 各所にも置かれて来ましたが、多分 出光が一番最初なのかしらと思われます。だって初めて来館したとき驚きましたもの(気付かなかっただけ? 若かったから…)

地下鉄乗り場への階段に掛かっています
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蒔絵風で風神雷神というのがいかにも出光。最高ですね v


次の第二回展示はGW過ぎてから。
長谷川等伯とか田能村竹田 出るらしい。
楽しみです。


そうだ!カレー屋さんも忘れずに行かな
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by inui-nuinuido | 2016-04-28 13:23 | 美術館・博物館 等 | Comments(0)

話が前後しますが

marché 参加の前に行っておりました。 近代美術館の安田靫彦展。

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、、、雨振ってました。駅前交差点のお巡りさんが合羽でずぶ濡れ。春爛漫とは云えコレはちと寒そう。警チャリで疾走する姿も雨と桜に霞んでいました。
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ってあ"あ"! 警バスと被っちゃった


チラシと以前の展示(世紀の日本画展)の卑弥呼図
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いざ竹橋って書いてある。これは"黄瀬川陣"の源頼朝と義経。左右屏風各6雙に一人の図。背景もテントの紐と敷物だけ。等身大だってこんなに贅沢に画面使って良いのか!?という大胆さ。
これは『象徴的空間』と呼ぶらしいです。
『何物も描かざる処に却って深い意味があり、それが全幅の生命を握って居る場合が多い』と作者談。日本画にはこういう構図が多いのですが、私には我慢出来ないので、なんか描いちゃいそうです。それじゃ駄目ぢゃン!

歴史に名を残す人物や場面を描いたものが多いので、中高の歴史教科書や国語便覧などにも記載されてたりして、「あ、コレはなんか観た事がある」という絵は多いと思います。"飛鳥の里の額田王"とか "王照君"とか有名ドコロ満載。

あ、織田信長も居りました。コレも対に森蘭丸がついてました。'14年の山種美術館で行われた[クールな男とおしゃれな女]展で"出陣の舞"とありましたが、全貌はこんなだったか! 「(山種で展示されなかった)って事はさ、森蘭丸はおしゃれくないって事だよね」と勝手に美術館側の思惑を解釈。まぁ安田靫彦の描く顔立ちですと、誰も彼も一重瞼で「上品ではあるが個性は、、、いっかぁ?」 と思われてしまいます。いや、ちゃんと実物を前にした肖像画はちゃんと似ております (今村紫紅像が石原裕次郎っぽいナ と花粉マスクの下で密かに笑っちゃった私) ので、曰く『手が自然とこういうラインを…』的な線でしょうか。初期の作品はギョロ目氏や、やたらにリアル描写な人物もおります。
『描かれる人物の個性は時代背景をきちんと把握した者ならば判る』なんて云われている様な気がしないでもありません。

! 今知ったのですが、前売りの観覧券に2枚セットというのがあったそうです。
それが[頼朝券・義経券]となっていたらしい。。。知ってたらソレ買っただよ!前期後期で2千円なんてお得だ!一枚券だと前売りでも1200円なんだぞぅ!最近、図録だけでなくチケット代も馬鹿にならない世の中になって来ました。。。むうう
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美術館前の桜。。。そういや 桜餅食べてないやぁ 今年は全く駄目駄目ですな

この後、新宿世界堂迄 marché に向けて最後の買い出しに行った次第です。

地下鉄四谷駅のポスター
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高野山も記念行事ですか。。。あ、来週が千秋楽。
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by inui-nuinuido | 2016-04-21 14:05 | 美術館・博物館 等 | Comments(0)