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聖母サマ降臨 v v 

7日 国立西洋美術館の『ラファエロ展』に行って来ました。

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新聞一部でスミマセヌ。画集はちょっと悩みました。だって高価な2800円也(≧△≦)今迄のなかでも最高額に達するんでないかい!?ちょっとだけど確実にイタいです、この出費。
で、ちっちゃい版も売ってまして(その辺あざといって云わないか?)これを買おうか未だ悩み中。こっちはちょこっと見て楽しむ段には最適かとも思えます。。。う〜〜〜んどっしよかなぁ

。。。脱線

作品は、まだカンバスのない板絵の時代とあって、それ程大きなものはありませんでしたが、衣のひだ等や金細工等、細部迄デリケートに表現されておりました。流石、宗教が主な題材とあって、"さくっと描く&細部は省略"などと云う考えは微塵もない作風です。彼が11歳の時に亡くなったと云う父親も宮廷画家で、絵が似通ってました。この辺は小さい頃から手ほどきを受けていたのだろうなぁと思わせます。羨ましい限り。

チケットにも、宣伝トップにも出ている「大公の聖母」上記の通りで思ったよりも小さいのですが、マリア様、気品溢れて美しい事この上なし。背景の黒地は後世に塗りつぶされたものと判明したそうで、X線で解明した元絵もパネル展示されていました。最近多いですよね、こういうの。ちょっと昔の観覧者だったら知る由もない事実。この辺が自分、現代に生きてて得したなと感じる部分です。
絵の「スケッチ版」には周囲を円形に縁取ろうかとか、色々考えた跡も残っていて、黒く塗ったもの・背景を細密に描き込んだもの(ダヴィンチのモナリザ並みですよ!)・スケッチ と、3つ同時に観らます。どれをとっても傑作です。18世紀末にトスカーナ大公が亡命先に迄持ち歩き、生涯手放さなかった(寝室に飾ってた人?)というの、判ります。

寝室と云えば!

ラファエロがウルビーノ出身だったとは初めてききました。
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ウルビーノと云えば、ティツィアーノ作『ウルビーノのヴィーナス』
これも新婚さんの寝室に飾られたという逸品。何故飾られたかという理由は全然別の感情からきていますが(苦笑)
まぁこれが描かれたのが1538年頃だというので、ラファエロの没後でした。
なんだ、彼はこの絵を観られなかったのか〜。ラファエロについて私は「清楚で簡潔な画風が特徴」の人だと思っているので、コレ観てたらなんて云ったか感想が訊きたいところです。

そういえば、ラファエロの描いた人物画って、大概 伏せ目がちでお澄まし顔なのですが、彼に影響を受け規範とまでしたという後世の画家達の描いた肖像画は皆ドラマチックで表情が活き活き、お目目キラキラでした。 別に皆で足並み揃えた訳ではないのに、何故こうなったの?と思ったのですが、
ラファエロが亡くなる数年前に描いた『ベルナルド・ドヴィーツィ枢機卿の肖像』は目力抜群なので、この辺りを"最新で洗練された描き方"としてこういう流れになったのか?とか、帰宅後も色々と妄想して余韻を楽しんでおります。
by inui-nuinuido | 2013-03-08 17:13 | 美術館・博物館 等
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