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ルーベンスってやっぱり天才

昨日、21(日)で終了してしまいました Bukamuraのルーベンス展、18日に行ってきました。
肉感的で迫力のある作品群でした。
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時代はバロックと云う事で、ルネサンスで観る肉感的とはまた系統がちょこっと違う感じ。どの辺が?というと、肌艶でしょうか。女性のホッペや肘がムチムチとピンク色をしていて、いかにも「良いもの食べてますよ」的な血色をしています。肌のピンク色にもムラがあり、それこそリアルに近づいています。こういうの、これの前に観たラファエロにはなかったですね。人物のポーズも、より躍動的になっていてドラマ性が強くなっています。
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う〜〜ん、、、これ↑観ていたら、自分が2年前に描いた作品、違った構図になってたかも知れない。などと思いましたよ。実は全く知らなかったのですが、完全にインスパイアされてる感じに見えます。

日本では『フランダースの犬』で有名(?)なルーベンスですが、弟子にヴァン・ダイクがいたり、ブリューゲルに一部制作を任せていたりと、この工房、これ程大規模だった事は知りませんでした。
大体、21歳で画家として独立した事が、手腕の凄さを物語っています。
そういえば、凄く昔に西洋美術館で買った『西洋の美術』という図録にそんな事も載ってました。すっかり忘れちまったって事は、知らないって事と同じだい。とほほ


その後、国立新美術館で開催されている、春陽展へ。
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Yちゃんが春陽展に入選したので、現在 作品が展示されています。
Yちゃん入選おめでとうございます!!!
註)あ!作品載せていいかお伺い立ててないやぁ!OKとれたら、ここに載っけます。

4/23(追 Yちゃんから掲載の許可が下りましたので、早速に♪
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色彩が鮮やか! 彼女は自分では「薄描き」と云ってます。
他の方々は結構 混色を重ねて、不透明な感じで質感を際立たせておりますが、彼女のは透明性を重視した描き方で、明るい作風が持ち味になっています。私は寒いトコ大嫌いなので、こういう強い陽光と風を感じる季節が待ち通しいです。(そして9月が終わると一年終わった気になるのは何故だろう、、、余談)

大学時代のYちゃんの教授の作品一部。
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こ、細かい! これは鉛筆画でしたが、勿論油彩もされる先生です。一昨年だったか、東京の凄い西部の方で個展がありましたが、埼玉からはあまりに遠くて観に行かれず。。。こんなに凄いのだから、もっと都心に近いところでやって欲しかったですヨ。

個人的に好きな作品その一。
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二科でも居りますが、毎年同じモチーフで描くという方式。この方も毎年、身体の一部だそうです。そういう描き方、飽きっぽい私には出来ませんが、それ故にか、こういうの嫌いじゃぁありません。
シワとか、関節とか、"表情"を追いかける事が出来るのは楽しいので。

逆に一つ一つは好きだけど、絶対描けない作品の例。
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なんだか学生、それも受験生時代の静物デッサンを思い出させる。
色々な質感を忠実に描き出す練習!みたいな、、、

版画作品は細密なペン画風でした。
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カラフルな大作の続いた後、なんだかこぢんまりとして(注:褒めてます!)
可愛い感じ。
このくらいの大きさでしたら個人のお部屋に飾っておけます。
こういうの観ると「自分でもやってみたぁい」とか思うのですが、Yちゃんに寄ると、刷るのには随分専門的な機材が必要で、しかも一般住宅では床が抜ける!!という位 重いという話。印刷機(で良いのかな?)を美術館で予約して刷り出しているという事でした。
そそそりゃ無理です。
専門で「版画を作る!」という覚悟がないと続けられない部門なのですね。凄いなぁ。。。


前回書いた白日会展よりむしろこちらの方がシュールな作風が多いという印象を受けました。
他にも抽象画等も展示されているところが現代的画風、と云うのでしょうか。
でも抽象画って、どういう基準で選考されるのか、、、
数学的センスがないと描けないと信じている私には全く判らないジャンルです。
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by inui-nuinuido | 2013-04-22 16:27 | 美術館・博物館 等 | Comments(2)
Commented by desire_san at 2013-04-22 21:52
こんにちは。
私もルーベンス(栄光のアントワープ工房と原典のイタリア)展に行ってきました。
作品展で観た作品を思い出しながら、ブログを拝見させていただきました。
今回の作品展で私は、「聖母子と聖エリザベツと幼い洗礼者ヨハネ」と
「復活のキリスト」が何か作品に温かみがあり、好きになりました。

私も今回展示されていた代表的作品を通して、ルーベンス美術の魅力を私なりにまとめてみました。
よろしかったら、ぜひ一読してみてください。ご感想、ご意見などどんなことでも結構ですから、ブログにコメントなどをいただけるとうれしいです。
Commented by 檸檬児 at 2013-04-29 00:47 x
>2年前に描いた作品

 ルーベンスさんの作品はロイア戦争での勇者が敵の唯一露出した急所の攻撃に成功した決定的瞬間を生々しい迫力で描いた、まるでスポーツの試合で「やったぜ!」の瞬着を観るような感銘があります。
 後の闘いの女神(勝神?)もアキレスの武勇を力強く讃えていると見えます。
 女神のカブトの形もギリシャ側です。

 ぬいぬいさんの作品は「殺し合い」そのものの生々しさを描いた描いたものと感じられ、スポーツ的な壮快さなど毛ほどもありません。
 殺す人間の表情は、「俺も戦争に駆り出されて相手を殺す時はこんな顔をするのか」と、その浅ましさに顔をそむけたくなりながらも、それでもどうしても観入ってしまいます。
 殺し合いに心が蝕され崩れてゆくのを、殺し合いの神が背後でせせら嗤って見つめているように感じました。

 もしも、ルーベンスさんの作品の方を知っている鑑賞者がぬいぬいさんの作品を観ても、「これはルーベンスのアキレスのインスパイア?」と勘ぐったとしても、「そういうとらえたかがあったか!」と意図の違いをすぐにさとると思います。

 余り気にする必要はないのでは?
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