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神サマ仏サマ

先々週分から美術館レポをサボっております。
ウフィツィ美術館は11/7(金)、東京博物館は11/14(金)に行ったのですが、全然パソを開けてる余裕がありませんでした。
7日にはYちゃんから山羊毛歯茎ブラシ頂いたのに、その感想も送っておりませなんだ。。。スミマセヌ。面白い感触ですよ、ブラシ。いい気になってモシモシやってると、どこぞからか出血しましたが限度知れや。。。

って事で、先週のとーはくの様子。しっかり紅葉してるwと期待してましたら、
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庭園内はそうでもなかったです。
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ウフィツィ美術館のチケットとポスター (2週間前)
ボッティチェリの『パラスとケンタウロス』
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よく見ればケンタウロス、"馬"としてはかなり小振りです。さしずめポニー位の大きさでしょうか?ケンタウロスと云えば、もっと大きくて猛々しいものを想像するので、これはかなり可哀想(?) なに悪さしたんだか、女神に懲らしめられてベソ顔です。小悪党ってこんな感じ?

印象深いのがフラ・バルトロメオの『ポルキア』
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この人はなんだろう?と思ったら、ブルータスの妻。彼が死ぬ際に、自分自身は燃える石炭を呑み込んで自害したと説明にありました。夫唱婦随って事なのでしょうが、なにも燃える石炭、、、熱湯の方がもっと簡単なのに。。。などと、とんでもない提案を思いつく私。

日本国宝展のチラシと現代童画展の案内(先週)
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チラシに載っていた善財童子が観たかったのですが、ちょっと吃驚。
まるで鹿の様な瞳。というか、経年変化で身体も黒ずんでますので、まさしく奈良公園の鹿さんそのものという感じ。自身の後ろに座している仏サマを見返している構図だというのですが、これって本来は拝観者と同じ高さに設置されるのでしょうか?どうもこちらが見上げてる図は???な印象。見上げる図を見上げるってのはどうも不思議な感じです。
展示物はこの善財童子の物語もかなりあり、彼が仏サマの教え導かれて冒険する絵巻物もありました。さながらダンテの神曲よろしく地獄極楽を巡る旅が記されています。最後の方に光明皇后が出て来てゴール。

地獄草紙という絵巻物の中では、生前 生き物を虐めた罪で、炎に包まれた鶏に蹴られたり突かれたりして最後に焼き殺される(もう一度 死ぬ?そしてまた復活して罰?)とか、生前 食品偽装した罪を負う地獄とか、現代にそのまま当てはまる罪が描かれています。今も昔も同じ事してるって事ですよね?
って事は、神も仏も何度救済しても人間は成長しないって結論が出てしまう。。。う〜〜〜ん。虚しいぢゃん。

[日本の国宝]って事で、教科書に写真や解説がちらちらと載っていたモノも多数展示。玉虫厨子もその一つですが、、、実は学生時代には記載だけ読んで、写真は見た事がありませんでした。なに!?仏塔!? 螺鈿の箱とか、そういうモノだと思ってましたよ(だって玉虫って、、、)全然違いました。
小さいながらも本物の塔と同じ構造で作られた立派な建築物です。壁4面に各々仏陀の善行等が描かれていますが、これも経年変化の影響を受けて、非常に見辛い状況です。その所為なのか?図録には4面全部の写真は出ておりませんでした。がっかりですゼ。

会期全体では120件程の国宝が集まる。という事で、正倉院宝物殿からも出展されていたそうです。。。ってサ、コレ 11月3日迄だったンですよ。 それで『漢委奴国王』って書いてある金印 中学の教科書に載ってたっしょ!アレは11月18日からだった。。。ぐぁっでむ!!!!

だからと言って、勿論空いている訳では全然なくて、館内混み混みの大盛況。
例によって記念がしゃぽん出てました。もう恒例化しとるよなぁ、、、 しかし中味は土偶。ウチに既にあるよ縄文のヴィーナス。だから、、、もう良いや。遮光土偶だったら欲しいけどね.

観覧中、中学高校生も沢山居りました。女子美もいたから別に修学旅行ばかりでは無さそうです。可笑しかったのは金の舎利容器を観て「これ何入れるの?ケーキ?蚊取り線香?」とボケてた娘。「面白いやん。他の娘、ちゃんとついて行きなさいな」と誰も突っ込まない事に突っ込みたい。

2週連続でキリスト教、仏教関連の美術を拝観しましたが、キリスト教が天罰を与える!的な教えなのに対して、仏教は救済をメインに展開された宗教か、という印象を持ちました。
そういうば、宮部みゆきの小説『あかんべぇ』に、父である僧侶に殺された童女・梅ちゃんの霊が、「ほとけはずっと傍におわした。いなかったのはお父の方だ」と云う場面がありました。ああいうの、西洋の人から見たら歯がゆいのでしょうか。30年も罰も受けずに潜伏する幽霊。。。不気味です。とんだ脱線

今回 西洋美術・日本美術のごちゃ混ぜ日記ですが、展示品にもそんなノがありました。
国宝にしてユネスコ記憶遺産に登録された 支倉常長像!
仙台市博物館に収められいる、しっかり中年の支倉氏像ですが、ヨーロッパで描かれた油絵なので、そういわれて改めて観ると、いささかラテンっぽい雰囲気も感じなくもありません。揉み上げとかv
絵の下には描かれたのと同じ十字架とキリスト象が展示されています。そうか、これには支倉氏の手垢が、、、などと、妙な妄想にとらわれかけました。

この日はこの後、現代童画展に回りました。前の週に行った際は、まだ準備中でしたが、正直どの階に展示されているのか判らず、うろうろ。都美観ってメインは地下一階なのですね。忘れてたっス。

個人的に好き。
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この大きさに勝算があるのでしょうが、個人的に飾るとしたらもう少し小振りにしないと、、、などと、頼まれもしないのに、家庭で飾るならどうしたら良いか考えたり。それ程"欲しい"作品です。

童画と云えどいささかシュール。
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と 思いきや、こちらはいささか困惑ものです(供養する側としては)
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先程迄、この世とあの世の所行についてなどと考えていて、こんな絵に当たってしまいました。

会場に無事に行き着ける人、、、いるの!?
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立体もありました。
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エアブラシ。細部が色々と楽しい作りになってます。
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それが立体化されると、
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こうなります!!

"童画"と云うと、絵本の挿絵的なモノを想像しますが、これは子供にはキツいんでない?という作風も結構ありました。まぁ、どんな絵本も実際に購入してくれるのは大人なので"大人が納得しない絵は子供も観る機会はない"と考えて妥当でしょう。子供の教育云々などと、面倒臭い事を考えると、こっちの方面に触手が伸びないのだな。と自分の絵の方向性を考えてため息。
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by inui-nuinuido | 2014-11-21 12:15 | 美術館・博物館 等 | Comments(1)
Commented by desire_san at 2014-12-06 06:03
こんにちは。
私もウフィツィ美術館をみてきましたので、楽しく拝見しました。
いろいろ見てこられ充実した1日でしたね。
ウフィツィ美術館では、イタリアのルネサンスの絵画を見ると心が休まりますね。古い美術は現代絵画にはない繊細で落ち着いた美しさがあるように思いました。

私もこの美術展でボッティチェリの初期から晩年までの作品を見て、画風の変遷と彼の作品の魅力を整理してみました。読んでいただけると嬉しいです。ブログにご感想などコメントをいただけると感謝致します。
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