UTAGAWA式せかい
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出光とサントリーと、、、
太田記念美術館は行き損ねました。サントリー美術館が観終わったのが16時丁度だったので。
まずは出光美術館の美の祝典 Ⅱから回りました。今回は水墨画メインです。
どっかんと浦上玉堂v
展示の最後の方でしたが、一番印象に残ってます。
玉堂と云えば文人画の大家ですが、元は謹直な武士だったそうで、絵を描き始めたのが40代から、しかも独学という状態。初めはやはり素人絵に過ぎなかったらしいですが、質朴な性格が幸いして"心のあり様を描く"という文人画の理想が見事に結実した数少ない人らしいです。上手下手ではないんですよね。技巧に走ってる訳でもなく、本当に見事です。
他にもご存知 雪舟や谷文晁、長谷川等伯など、有名所満載ですが、狩野元信の屏風、始めて観ました。
デフォルメの感じが面白いです。視界いっぱいの風景を、今迄の屏風図とは違った角度で描いていて、どちらかと云えば近代風。そう云えば、後で観る広重展でも『本当は見えない角度の名所を描き込んでしまう』という荒技を見せてました。
あ、第一 行った事も見た事もない場所の風景を描くのだから、その程度のデフォ 屁でもない?
そしてメインは伴大納言野次馬的大はしゃぎ絵巻の中巻です。
左大臣 源信の邸宅で悲嘆にくれる→大喜びの女房達
画面は全て右から左へ移行しますが、こういうトコも巻物絵の最大の長所。女房の泣き顔が左へ移るへ従い笑い顔に自然に変わって行く様はまさしくアニメーション見ている様です。またこの女房達がリアルで凄い。現代人からは美醜の程は良く判りませんが、狂乱のあまり服が乱れていたり、大口開けたりと、はしたない事限りない様子。普通は高貴な女性をこんな風に描いたりしませんが、これって後白河法王の感性の現れで、より具体的な表情を描こうとした結果だと云う事です。昔の為政者は芸術に厚かったという話の一端だと思います。実に羨ましい環境です。
子供の喧嘩
足蹴にしてる親も親だけど、後ろの子供が憎たらしい得意顔。絶対いじめっ子だろお前(怒)
一連の出来事を刻々と表現する、そういう時間経過の方法を『異時同図法』というそうです。手法は色々あるのだそうですが、一番優れているのがここ"七条通りの子供の喧嘩" 後の時代迄参考にされ、度々真似されてるそうです。人々の表情も実に豊かですし、この作家、天才!
この後に続く暴露話がどんどん広がって行く様がまた見物なのですが、ここでアップしても小さ過ぎてロクに見えやしません。まぁ。市井も高貴な人々も口さがない様子は同じって事が描かれています。この辺、なんか妖怪っぽくて可笑しい。
そして話はいよいよ後編。暴露の張本人が捕まってしまい、なんかとばっちりなシーンから始まるのですね。伴じゃない方は江戸絵画編に入ります。英一蝶だ!酒井抱一だ!!楽しみだ!!!
お堀はすっかり深緑です。見た通り、暑かったwww
出光美術館を出たのが12時25分。前回より早かった筈なのですが、むぅ!目指したお店はサラリーマンで満席状態。かえって遅く来た方が良かったのかもしれません(前回は確か40分過ぎてた) しかし観覧中に腹の虫が泣き始めてしまい我慢の臨界点到達。メルトダウンはヤバいので退出した次第ですが、、、失敗したッ!
なんとなく米が足りない気分でサントリー美術館へ。新国立を通って行くとルノワール展に引っ掛かりそうなので、違う出口から向かいましたが、、、
ゆる〜〜〜い坂道とかんかん照りはちとキツいかも。
ミッドタウン前のメルセデス販売所前
TVCMで存在は見ましたが、実物、凄い角度ぢゃぁないかぃ 誰か挑戦しないかなぁ、、、と、暫く見ておりましたが、やはりそんな無謀な試乗者はおりませんでした。10日くらい張ってたら休日辺りにプロのデモがあるとか、無茶な想像
サントリー美術館 広重ビビッド展
入り口から華やかです。そして展示量の多い事多い事! 前半だけで166点、後半は168点あるのです(ん? なんで丁度167点ずつにならんのかな?)ああ、後半の事考えただけでクラクラしてしまいそうです。観てる時は凄く楽しいのですが、終わったら一言「あ"あ"あ"座りたい、、、」いかにも年寄り発言ですが、入場したのが13時半前で退場時間を見たら、、、まさに16時になるトコ!
こんなに時間食った展示もあまりありません。とーはくの阿修羅展の時は阿修羅様の周りを4周しましたが、、、こんなに使ったかしら? ダ・ヴィンチの時は?と、考えこむ位 ない。
これで前半だよ。
通しの展示も91程ありますが、それをぶっ飛ばせと云うのは、無理 きっぱり!
なので、次回こちらを先にしたら、あ、また行き倒れそうな予感がしなくもありません。大丈夫!ミッドタウンのカレー屋さんも美味しいからv ってソコか!?
そんな事で、太田記念美術館へ回れませんでした。広重繋がりで、どちらかの半券持参で相互に100円割引になるのですが、いくら地下鉄で2駅でも閉館時間迄もう幾らも残っていません。
予定では出光→サントリー→太田記念→(もしやの"窓")→新宿世界堂だったのですが、う〜〜〜むぅ 後ろ半分は実行出来なかったか。
帰りの地下鉄では永田町駅到着を待たずに意識不明。目が覚めたら降りる2つ前でした。
我ながらいつも絶妙
太田記念の広重展は前期展示が5/26 迄だって?今週中ではないですかぃ!
で、サントリーの方は後期展示はいつからなんだか、、、調べてないやぃ
兎に角 あの図録は欲しいので、次の木曜辺りに行ってきまする。
まずは出光美術館の美の祝典 Ⅱから回りました。今回は水墨画メインです。
どっかんと浦上玉堂v
展示の最後の方でしたが、一番印象に残ってます。
玉堂と云えば文人画の大家ですが、元は謹直な武士だったそうで、絵を描き始めたのが40代から、しかも独学という状態。初めはやはり素人絵に過ぎなかったらしいですが、質朴な性格が幸いして"心のあり様を描く"という文人画の理想が見事に結実した数少ない人らしいです。上手下手ではないんですよね。技巧に走ってる訳でもなく、本当に見事です。
他にもご存知 雪舟や谷文晁、長谷川等伯など、有名所満載ですが、狩野元信の屏風、始めて観ました。
デフォルメの感じが面白いです。視界いっぱいの風景を、今迄の屏風図とは違った角度で描いていて、どちらかと云えば近代風。そう云えば、後で観る広重展でも『本当は見えない角度の名所を描き込んでしまう』という荒技を見せてました。
あ、第一 行った事も見た事もない場所の風景を描くのだから、その程度のデフォ 屁でもない?
そしてメインは伴大納言
左大臣 源信の邸宅で悲嘆にくれる→大喜びの女房達
画面は全て右から左へ移行しますが、こういうトコも巻物絵の最大の長所。女房の泣き顔が左へ移るへ従い笑い顔に自然に変わって行く様はまさしくアニメーション見ている様です。またこの女房達がリアルで凄い。現代人からは美醜の程は良く判りませんが、狂乱のあまり服が乱れていたり、大口開けたりと、はしたない事限りない様子。普通は高貴な女性をこんな風に描いたりしませんが、これって後白河法王の感性の現れで、より具体的な表情を描こうとした結果だと云う事です。昔の為政者は芸術に厚かったという話の一端だと思います。実に羨ましい環境です。
子供の喧嘩
足蹴にしてる親も親だけど、後ろの子供が憎たらしい得意顔。絶対いじめっ子だろお前(怒)
一連の出来事を刻々と表現する、そういう時間経過の方法を『異時同図法』というそうです。手法は色々あるのだそうですが、一番優れているのがここ"七条通りの子供の喧嘩" 後の時代迄参考にされ、度々真似されてるそうです。人々の表情も実に豊かですし、この作家、天才!
この後に続く暴露話がどんどん広がって行く様がまた見物なのですが、ここでアップしても小さ過ぎてロクに見えやしません。まぁ。市井も高貴な人々も口さがない様子は同じって事が描かれています。この辺、なんか妖怪っぽくて可笑しい。
そして話はいよいよ後編。暴露の張本人が捕まってしまい、なんかとばっちりなシーンから始まるのですね。伴じゃない方は江戸絵画編に入ります。英一蝶だ!酒井抱一だ!!楽しみだ!!!
お堀はすっかり深緑です。見た通り、暑かったwww
出光美術館を出たのが12時25分。前回より早かった筈なのですが、むぅ!目指したお店はサラリーマンで満席状態。かえって遅く来た方が良かったのかもしれません(前回は確か40分過ぎてた) しかし観覧中に腹の虫が泣き始めてしまい我慢の臨界点到達。メルトダウンはヤバいので退出した次第ですが、、、失敗したッ!
なんとなく米が足りない気分でサントリー美術館へ。新国立を通って行くとルノワール展に引っ掛かりそうなので、違う出口から向かいましたが、、、
ゆる〜〜〜い坂道とかんかん照りはちとキツいかも。
ミッドタウン前のメルセデス販売所前
TVCMで存在は見ましたが、実物、凄い角度ぢゃぁないかぃ 誰か挑戦しないかなぁ、、、と、暫く見ておりましたが、やはりそんな無謀な試乗者はおりませんでした。10日くらい張ってたら休日辺りにプロのデモがあるとか、無茶な想像
サントリー美術館 広重ビビッド展
入り口から華やかです。そして展示量の多い事多い事! 前半だけで166点、後半は168点あるのです(ん? なんで丁度167点ずつにならんのかな?)ああ、後半の事考えただけでクラクラしてしまいそうです。観てる時は凄く楽しいのですが、終わったら一言「あ"あ"あ"座りたい、、、」いかにも年寄り発言ですが、入場したのが13時半前で退場時間を見たら、、、まさに16時になるトコ!
こんなに時間食った展示もあまりありません。とーはくの阿修羅展の時は阿修羅様の周りを4周しましたが、、、こんなに使ったかしら? ダ・ヴィンチの時は?と、考えこむ位 ない。
これで前半だよ。
通しの展示も91程ありますが、それをぶっ飛ばせと云うのは、無理 きっぱり!
なので、次回こちらを先にしたら、あ、また行き倒れそうな予感がしなくもありません。大丈夫!ミッドタウンのカレー屋さんも美味しいからv ってソコか!?
そんな事で、太田記念美術館へ回れませんでした。広重繋がりで、どちらかの半券持参で相互に100円割引になるのですが、いくら地下鉄で2駅でも閉館時間迄もう幾らも残っていません。
予定では出光→サントリー→太田記念→(もしやの"窓")→新宿世界堂だったのですが、う〜〜〜むぅ 後ろ半分は実行出来なかったか。
帰りの地下鉄では永田町駅到着を待たずに意識不明。目が覚めたら降りる2つ前でした。
我ながらいつも絶妙
太田記念の広重展は前期展示が5/26 迄だって?今週中ではないですかぃ!
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兎に角 あの図録は欲しいので、次の木曜辺りに行ってきまする。
by inui-nuinuido
| 2016-05-23 13:09
| 美術館・博物館 等
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