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8月分をこれ1回で済まそうって訳では、、、
どうもサーバが繋がりにくくてブログの方も滞りがちです。
7月は太田記念美術館の『大江戸クルージング』、損保ジャパン美術館の『吉田博 展』の2展。8月は同じく太田記念の『月岡芳年 妖怪百物語』と東京ステーションギャラリー『不染鉄 展』に行ってます。
ぁ全て日本人作家ばかりですね。カテゴリーが"西洋美術"入ってますが、洋画ともしてあるので、まぁ良いや
まず7月の吉田博。水彩画から油絵から日本画、版画と幅が広い!羨ましい限りですが、有名なのはやはり版画作品の帆船図一連でしょうか。
『光る海』ダイアナ妃が購入されたとの解説(ご本人のお写真付き)
多分日展(そんな気がする)に帆船の1日を描いた連作版画が展示され、 この作家はそれで知ったのですが、実は山好きで有名だったらしいです。
『槍ヶ岳と東鎌尾根』ご自宅の応接室を飾っていたとの解説。
油彩で描かれた滝。水の表現が重厚で足を取られたら間違いなく溺れそうです。
こちらは版画の滝。同じ構図ですが、より冷たそうな雰囲気。 水と一口に言っても、版画の方は刷りを何十回も重ねて手間が恐ろしい程掛かっています。作業工程考えても 例えば「洋画が一人で作る絵」だとしたら、版画は少なくとも絵師・彫り師・摺り師と三人(分の作業が)必要。いくら何十枚と作れるからと云って、決してお手軽なものではありません。自分が版画作業をするとしたら、、、気が遠くなります。きっとセッカチだから我慢出来ません! ムリムリ
そしてこちらは8月の不染鉄。画材は墨と岩彩中心です。 初期の頃はまるで絵本の挿絵にしたくなる(というか、自分が子供の頃読んだのが丁度こういう感じな水彩画の絵本) そして全体的にノスタルジー感100%な絵柄でした。
水墨調の『南海之図』水墨の特徴を使いこなしています。巧みです!
『廃船』ちょっと怖い作品です。船は錆び寂び、陸地も人気が全くなく、手前のバラックには火が出ています。なんだか世紀末。。。他のものは郷愁感漂うのに対してこれはかなりの異色作。「作者何があった!?」と叫んでしまいそうでした。
実は作者は東京のお寺の生まれだそうです。家を継がずに画家になり、伊豆大島や奈良に住み絵を描き続けたそうですが、その中に何かご両親に対する申し訳なさとか、常に静かに何かを念じている感じが作風に伺える様です。友人達(上村松篁は親友!)に宛てた絵手紙にもそういったものが描かれていました。文面は細か過ぎてナニ書いてあるのか読み切れませんが
いつも通りですが、参考にアップした写真は図録から。今回は両方とも大当たりです。 特に不染は没後40年だそうですが、初めて知った作家。これは奇貨おくべし物でした。
奇貨でもなんでもないですが、、、、、、、 本年度の二科展の前売りがございまして、当日券よりは幾ばくかはお安いのでありまして、、、 有名人も入選してたりしてなかったり(?????) どなたかご興味がありましたら、こののブログ迄 ご連絡下さいませ。 送料込みで額面金額でお譲りしたいなどと思っております。 無論 頂いたメッセージは非公開とさせて頂きます。
by inui-nuinuido
| 2017-08-25 21:29
| 美術館・博物館 等
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